6年ぶりにスキーを買った。

今年、4年ぶりにスキーに行き、そろそろ子供にスキーを教える準備をしようと思い、スキーショップに足を運んだ。今シーズンは既に2回スキー場に行ったが、やはり3歳の子供と滑るには、レース用スキー(右側2台)では無理との結論に達した。一番右が大回転用180cm、右から二番目が回転用153cm。これでも2m以上が当たり前だった昔に比べればすごく短いのだが、やっぱり子供を教えながら滑るのは難しい。

そこで、初めてショートスキーと言われるスキーを買ってみた。2月も後半に入るとスキーはたたき売り状態になる。一番左側がいわゆるショートスキーで95cm(ノルディカ)。左から2番目がフリーライドと言われるスキーで125cm(エラン)。二つのスキーの購入価格を足しても、シーズン前に予約して買った一番右のスキーの半額もしない。

さて、4年ぶりに神田のスキーショップを訪れたところ聞きなれない「ロッカー(ROCKER)・スキー」と表示が引っ掛かった。気になったので、店員に話を聞くと、踏み込んだ時に板のトップとテールの両方がロッキングチェアーの脚のように反るのが「フル・ロッカー・スキー」、トップのみ反るのが「トップ・ロッカー・スキー」と言うそうだ。

確かにターンの前半でスキーのトップが反ってくれれば、始動は楽そうだなと思う。テールが反るのは好みが分かれそうだ。カービング・スキーが出たときも、滑り方が一気に変わり対応に苦慮したが、ロッカースキーもターンの始動の仕方が変わるのかも知れない。

今回購入したスキーはロッカースキーではないが、テールが反っていて、後ろ向きにも滑れるタイプで、子供と滑るときに役に立ちそうだ。ほとんどのショートスキー(100cm以下)はビンディングが固定式で転んでも外れないタイプだが、このノルディカ製のスキーは解放するビンディングがついていたので、安全性を考えてこのスキーにした。

今回、感じたもう一つの変化が、ビンディングとセットで売るスキーの比率が大幅にアップしている点だ。昔はスキー板とビンディングに分けて買うのが普通だったが、今はセットで買うのが普通のようだ。ビンディングと言えば、サロモン、チロリア、マーカー、LOOK、ESSなどの専門メーカーのものを選んでいた。しかし、今はスキーメーカーの名前が入っているので、どこのメーカーのビンディングかよくわからない。

このノルディカとの表記があるビンディングはマーカー製のものだが、プレートの真ん中にあるつまみを引き上げて、くるくる回すだけでブーツサイズを変更できる。レンタル・スキーでよく見かけるタイプだが、家内と交換する時など役に立ちそうだ。

毎年スキーをやっていると、徐々に変化していくので当たり前のように過ぎていくが、4年間離れてみると、新鮮な発見として変化を捉えられるものだと思った。

(by Yuji)