プレイセンター関連の読書感想文

日本にプレイセンターを紹介した日本総研の池本美香さんの本ということで読んでみました。「失われる子育ての時間―少子化社会脱出への道

プレイセンターは、ニュージーランドでは自主保育活動+親たちの生涯学習施設。

失われる子育ての時間―少子化社会脱出への道

親たちのための学習コースがあって、子どもの遊びや、運営を通じて、ほかの親たちとの関わりや問題の解決方法を学んでいきます。まだまだ実現できていないことはありますが、本にあった

「親の学習とは、具体的に子どもに何をすべきかの知識を与えることよりも、他の親たちと協力して、子どもによりよい教育を与える方法について議論し、それを実践へと結びつけていく能力を身につけることにある」

というのは、本当に、ひとりで育児してたらできない事だろうと思います。

この学習方法は、「協力学習(CL:Cooperative Learning)」のやり方。思うに、私は、学校でいい成績取りたいとか、会社でもいい評価(担当全員がいい評価はありえず、だれかがよくて誰かが悪い)を目指すとかでしか、学習をしていなかったのではないか、と、思うのです。友達に勉強を教えてあげると自分もわかるし、相手もわかって、お互いハッピー、という勉強方法と、悪い点とったらどうしよう(他との競争)という恐怖心での勉強方法で、同じだけ力がつくならば、前者の方が気持ち的に大変幸せ、な、はずなのに、そういうマインドが育ってない。「協力の仕方」を今後、プレイセンターでもっと実践して、「プレイセンターを出ると協力し合える場づくりができる親になれる」と、いいなと思いました。(自分も!)

 

もうひとつおもしろいと思ったトピックは、平和教育。

「平和教育というと、戦争の悲惨な体験を子どもに伝え、戦争は恐ろしいものだという意識を持たせて抑止する、というイメージがあるが、本当の平和教育とは、自分とは異なる存在とどうやってお互いの利益を尊重しつつよい関係を構築するか、と、いったことを教えることであり、それは、親子の関係、夫婦の関係、他の家族との関係など、あらゆるレベルでの実践の積み重ねにほかならない」

本当に意見が違うときって、ありますよね…。そういうとき、自分の意見の正当性を述べがち…。でも、そうでなくて、第3の案が出せるような柔軟性とかそういうのが身に着くと、それが、平和への第一歩、というのが、なるほど、と、思いました。家でも意見の対立があれば、険悪だけど、お互いを尊重して暮らせば、平穏な日々を送れますし…。平和って、世界だけでないですね…。

 

全体通して、「親に子育ての時間があれば、親子も豊かに、地域も豊かに。そして、よりよい教育ができ、それが社会を豊かにする」という話。母親に家に入って育児せよ、というのではなく、父親にもそのような時間・権利が与えられるべきで、女性にばかり焦点をあててもダメ…と。あと、地域全体で子どもと大人、老人が関われる場所の、必要性も。

Commentsこの記事についたコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です