昨今、PTAの広報誌の印刷代や手間などについても議論がありますが…
写真好きな一個人として、学校の様子を写真に撮れるよいチャンスをいただいた、という気持ちで、写真の撮り方、選び方を記事にしておきたいと思います。
Contents
使う写真の必要枚数をおさえる
広報誌に載る写真の枚数をおおよそつかみます。
小さい記事(A4の6分の1くらいのスペース)は、1枚。
中くらいの記事(A4の2分の1くらいのスペース)は、3枚~6枚くらい。
大きい記事(見開き2ページなど)の場合、小記事の単位に分けて、各1枚~3枚。小記事というのは、各学年の記事ですとか、トピックス(たとえば、「学校探険」なら、「各教室」単位)のことです。
表紙は、写真を集めてみないと、「いい写真」があるかわからないので、各記事からも1、2枚出せるようにしておきましょう。
枚数がわからないわ、という場合は、過去の広報誌を参考にしましょう。
意外と使われる枚数は少ないので、気負わず、写真を撮ると楽しいと思います。
写真を撮りましょう
外なら、日焼けや寒さ対策しましょう。というのは、置いておき。
撮る対象を決めておく
行事のメインとなるモノやコトをおさえましょう。
子ども達がその行事で、がんばっていること、楽しんでいること、心を配っているシーンとタイミングをおさえましょう。
上級生と低学年の交流であれば、上級生がかがんで小さい子に気を配っているところや、演技であれば、正面をしっかり向いているとか、目線を相手役にきちんと向けているとか、手をしっかり伸ばしているなど。
先生方が子供達に指導している姿や子供達が試行錯誤しながら取り組んだ結果なのだと思いながら撮影すると、感動の気持ちも湧いてきます ^-^
メインで使う写真の枚数は少ないので、本当は、全員がんばっているのは、わかるのだけれど、運動会なら大将を狙うですとか、各係のメインの子どもなど、ある程度、的を絞った方が、あとで写真を選ぶときに楽です。ただし広報なので、1人にチューンするのは無かったり、だれかが悔し泣きのような写真はあまり採用されないようです。「群像」で撮っておくと採用率が高いように思います。
具体的にどうすればよいかわからない、場合は、過去の広報誌の同じ行事の写真を見て、イメトレするのが、安心かと思います。
ただ、同じアングルの写真ばかりだと、今年の広報誌の意味がないので…お気をつけて。
導線を確認しておく
どこから撮るとよいか、確認しておくか、撮影が始まってからでも、動けるなら動いてしまいましょう。
運動会で白組が勝ったら、白組の正面で勝った喜びの表情を撮るですとか
学芸会でしたら、ソデで歌うシーンがあれば、それを正面から撮れる少し斜めから狙うですとか
事前に調べるのは、難しいですけれど、少し動くとよい写真が撮れるかもしれません。(邪魔にならないようにするのも必要ですが)
プライバシーに配慮
校外の方が写る場合は、事前に掲載の仕方について、行事の担当者に確認しましょう。お祭りなど、許可がとりにくい対象を移す場合は、人を写さないパターンの写真も撮っておく、顔が見えないように撮影する、小さく引きで撮るなどして、個人が特定されないように配慮しましょう。
小さいけれど、掲載するかもしれない写真
大きな行事の場合、「装飾」があるので、いろいろ撮っておきます。デザイナーさんの技量により、かわいいデコレーションに変身することがあります。
また、「実行委員」など各行事でがんばっている生徒さんの姿を「群像」で撮っておくのもおすすめです。
スマホで撮るときの注意
ズームしすぎ注意
今時のiPhoneですと、広報誌の小さい写真には耐えられるようなのですが、「ズーム」を使いすぎるとぼけますので、注意しましょう。2倍までにとどめて、あとで、切り抜きで対処した方が良いかもしれません。
ファイル形式に注意
iPhoneで撮るとHEICというフォーマットになっている場合があります。
googleドライブで集めた後に担当者が変換用のソフトでパソコンで変換するか、事前にiPhoneを使用している人に、その期間だけJPEGで撮影するように指示をしておくとよいかもしれません。[設定] > [カメラ] > [フォーマット] > [互換性優先]にするとJPEGで撮影できます。
HEIC形式で撮ってしまった場合は、こちらの記事を参考に、ファイルを変換しましょう。
リンク先 アプトピ
写真の選び方
撮影した人が、候補を出す
記事につき、3枚くらいしか使われないので、5枚くらいに絞って出す。(使う枚数の、2、3倍にとどめる)
同じような写真で、絞り込みが難しい場合は、
ピンボケ、傾いているのは外す。(直せるけれど、デザイナーさんとの指示に面倒さが増える)
被写体に映っていてほしくないもの・人が映っている写真は、外す。
かっこいいポーズ、いい表情の子が真ん中で、ピントがあっている写真を選ぶ。
行事を象徴するモノと子どもがいい感じで入っている写真を選ぶ。
のが、悩まずよいかと思います。
何か使えるかも…と悩む場合は、各記事の候補写真とは別に、「予備写真」フォルダなどを使って、全体会議の時に「時間があれば見てもらう」位のスタンスで集めておくと、提出するにも、選択するにも、決断に時間がかからず良いかと思います。
全体のバランスを見て、記事の写真を決める
写真を決める日時を決めて、その時間内に集まれる人で決めます。
ほぼ初対面同士のメンバーなので、気を使いますが、いろいろ配慮する点を抑えている人、決断力のある人、細かいことに気付ける人、それぞれが、遠慮なく話すことで、サクッと決まっていくと思います。(ある程度、ゆだねる時があってもよいかと…)
デザインができた後に、学校チェックなどがあるので、NGになりそうな写真は、最初から排除しておいた方が、手戻りが少ないです。
記事にぴったりの写真が撮れていれば、それを選択。
どれもぴったりすぎ!という場合は、
他の記事とのバランス(紅組と白組のバランスのようなもの)や、広報誌に載せるサイズにしたときに、ちょうどよさそうなもの(人物がアップすぎず、小さすぎず)を選ぶとよいかと思います。