本の感想 「ふつうの子」なんて、どこにもいない

映画 『みんなの学校』に出てくる大空小学校の元校長先生の木村泰子さんの本が図書館の貸し出しランキングに載っていたので読んでみました。 ちなみに「みんなの学校」の映画は、私には涙が出るくらい感動的なものでした。

大人が「困っている子」を排除せず、「ふつう」だと受け入れると、そこにいる子どもたちはその空気を体で吸収します。そんな子どもたちは、「自分が勉強できない理由が、この子が机をガタガタさせるせいだとなったら、よけいにこの子は困るよな」と考えて、うるさい音を邪魔に感じない学び方を身につけます。…机をガタガタさせるのはね、気持ちが落ち着かなかったり…

第1章

「困った子」(困っている子)がいると、その子をどうにかしようとか、そういう子がいるクラスに入ったら、自分も困るかも…とかそういう気持ちになりそうな気もしますが、そういう大人のとらえ方が子どもの育ちの妨げになるんだなと。自分の大人も「困っている子」が、どうしてそういう行動をするのか、行動自体が悪いものなのか、変える必要があるものなのか、いろいろ考えることが必要ということを伝えてくれる本でした。

そのほかに、覚えておきたい言葉は

  • 「迷惑をかけてはいけない」という価値観が強いと、人の失敗を許せなくなってしまう
  • 「学習権」憲法26条は、「ひとしく教育を受ける権利」を定めています
  • 一人で解決しようとせず、「みんな」で…

「ふつうの子」なんて、どこにもいない