本の感想 サピエンス全史(上)

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

おおざっぱにしか読めてませんが、備忘録的に内容と感想をおおざっぱにメモ。

いろいろな人類がいたけれど、どのようにホモサピエンスが増えていったか、その増える折々のタイミングで起きたできごとについて、「へーそうなの!!!」と思うことしばし、という本でした。

とくに印象に残っているところは、3か所。

第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇

幸せになる方向に進化しているわけではない

私は「人間は豊かになる方向で進化している」と思っていたのですが、過去のサピエンスの方が栄養的には満たされていた、とか、人数が増えたことで働く時間が増えたとか、全然「豊かになる方向に進化してない」というのがショック。人は時がたてば幸せになるための技術をつくっていくものでもないんですね…。なぜだろう…。

人間よりも植物の方が賢いの!?

なぜ、の理由は、地球にいる生き物は、サピエンスだけでなはない、から。それぞれの生き物がせめぎ合い、それぞれの戦略で種を残していこうとしているから。この章の話は、そんな見方もあるの…と結構ショック…。

もともとそこら辺に生えていた「小麦」が、地球上に大量の「小麦」が作付けされるようになった=繁栄したのは、人間が一生懸命、小麦を食べたくて世話をした結果で、それは「花が蜜を出して虫たちを働かせている」のと同じ状況とも言えると…。

人間が一番賢いと思うのはおごりだと思うけれど、小麦の方が賢いなんて…。こうやって、「自分で選択しているつもり」「やってあげてるつもり」が、実はそうではないという恐怖…。別に乗っかってもいいこともあるんだろうけれど、乗っかっても幸せに向かってない場合もあるというのが本当怖い…。

第6章 神話による社会の拡大

ここの章では、人間は実体のないものを信じてつながることができるというような話がありました。あとは実体のないものを信じて「動かされる」という話も。

「ロマン主義」に、どっぷりはまってる…

ロマン主義は、人間としての自分の潜在能力を最大限発揮するには、できるかぎり多くの異なる経験をしなくてはならない、と私たちに命じる。…

消費主義は、幸せになるためにはできるかぎり多くの製品やサービスを消費しなくてはならない、と私たちに命じる。

第6章 神話による社会の拡大

「ロマン主義」という言葉の意味を初めて知ったのですが、まさに、私の生活は、この考え方にそっているとしか思えません。

そういう価値観・妄想を植え付けられているだけで、実際、旅行にいったり、いろんな製品をつかったところで、「時短」だとか「ストレス解消」とかできているとは思うけれど、それがイコール幸せなの?とか潜在能力が発揮できたの?とか、聞かれると、そう思い込んでるだけなのか…と、これまた、自分の考え方をもっと客観的に見た方がよいといわれている感じがしました。

第7章 書記体系の発明

農業が発達し、地域を支配する「王様」も生まれ、「税金」を管理するために、「外部記録装置」として文字や数学が発達した話。

外部記録装置としての「文字」ならば、この先「文字」以外が外部記憶装置として使えるようになれば、「文字」なんていらなくなるのかなと思ったり…。

現代、字を読むのが苦手とか計算が苦手とかいう人は、社会で生きていく上での生きづらさがあると思うけれど、たとえば、プログラミングの塾では、動画を見て自習をして、わからないところはメンターに聞くとか、紙・文字のテキストを使わずに情報のアウトプット、インプットができるようになっているわけで、そういうのを見ていると、外部記録装置として、動画やまだ私も知らぬ技術があれば、文字が置き換わるのかな…と思いました。

(とはいえ、プログラミングでは、プログラミング言語(テキスト)で、コンピュータに命令出してましたが)情報の交換に文字は便利ですよね…。

そのほか、「自由」と「平等」を大切にする価値観があるが、それは両立しないという話も。

字が細かくて、量が多いので、読み切れてないと思いますが、いったん感想を文字で記録。

おまけ ロマン主義的な行動の結果の写真…

洞爺湖の写真。きれいでしょ?

妄想(いろいろな行動をした方が自分が成長できるという考え。いやスキーは気持ちいいとかいう単純な気持ち?)に従い、出かけた北海道ルスツスキー場から洞爺湖を見たときの写真。心が幸せに満たされた気がしたんだけど??

(本の写真撮り忘れたので、アイキャッチ用に載せました)